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雨の日の火|全天候の焚き火と暖炉という選択肢
旅行の日程を決めた瞬間から、私たちは天気予報の人質になる。特に焚き火を楽しみにしていた旅は、傘マークひとつで計画が崩れる。けれど考えてみれば、雨の日ほど火が恋しい日はない。湿った空気、下がる気温、外に出られない手持ち無沙汰。火はそのすべての解毒剤だ。
だから宿選びの段階で、「雨でも火が使えるか」を見ておくといい。ひとつは、屋根のある全天候型の焚火スペース。雨音を聞きながらの焚き火は、晴れの日とは別の趣がある。もうひとつは暖炉や薪ストーブのある宿だ。夏でも山の雨の夜は冷える。ガラス越しの雨と、室内の炎。この組み合わせは、むしろ雨を「当たり」に変えてしまう。
雨でも焚き火が消えない: THE BASE GLAMPING 熱海

熱海の自然に抱かれた全5棟のプライベートアウトドアホテル。全棟に源泉かけ流し温泉とプライベートバレルサウナ、そして全天候型の焚火スペースを備える。予報が外れても、火の計画は外れない。雨の日は温泉と焚き火を行き来する「湯と火の往復」で、外に出られない一日がごちそうになる。
白馬の森と暖炉: SOIL(ソイル)白馬

白馬の森に建つ一棟貸し。檜の半露天風呂とバレルサウナ、暖炉を備え、フォレストビューのなか3ベッドルーム・最大6名で寛げる。山の雨は森の緑を深くする。雨に濡れた森を窓いっぱいに眺めながら、暖炉の前で過ごす午後。晴れた白馬とは別の白馬がそこにある。
水辺のバケーションハウス: LAKE RESORT(レイクリゾート)いすみ

房総・いすみ、海外のバケーションハウスのような一棟建てに、水と緑を望む天然ヒノキ風呂や暖炉、ウッドデッキを備える。雨の水辺は音の世界だ。水面を打つ雨、軒をつたう雫、そして暖炉の爆ぜる音。ヒノキ風呂で温まって、火の前で本を開けば、雨の一日は何も惜しくない。
傘マークは、火の合図
晴れたら外で焚き火、降ったら屋根の下の火。そう組んでおけば、旅の天気に一喜一憂しなくて済む。雨の日の火は、晴れの日より少し近くで、少し長く燃える。次の予約は、天気予報を見る前に「雨でも火のある宿」を選んでみてほしい。