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子どもと火を育てる|家族で焚き火のやくそく
いまの子どもたちは、火を見ずに育つ。台所の火はIHになり、ストーブはエアコンになった。だからこそ、初めて焚き火を前にした子どもの顔は見ものだ。画面の中では何でも知っている子が、本物の火の前では、ただ黙って見入っている。
焚き火は、子どもに教えることが多い。熱いものには近づきすぎないこと。薪をくべるのは順番で、火の係は交代でやること。そして火は、つけたら消えるまで見届けること。どれも口で言えば説教になるが、火を囲んでいれば自然と身につく。焚き火は、家族でやる小さな「係のある仕事」なのだ。
我が家のやくそくは3つあればいい。①火の風下に立たない ②薪をくべるのは大人と一緒に ③最後の消火は全員で見届ける。これだけ決めたら、あとは大人も口を出しすぎないこと。マシュマロが真っ黒に焦げるのも、大事な実験結果だ。
星空と焚き火とキッズエリア: STAR VILLAGE(スターヴィレッジ)館山

館山の澄んだ海を望む1日1組限定の貸切別荘。焚火に大型プライベートプール、遊具のあるキッズエリアまで備え、子どもの「次はなにする?」が尽きない造りだ。日が落ちたら火を囲み、見上げれば星空の宿の名の通りの空がある。プールで泳いで、火を見て眠る。夏休みの一日の理想形がここにある。定員9名、ペット可。
苔庭の火は、静かに燃える: 軽井沢森四季(もりしき)

星野エリアに近い、苔庭のプライベートヴィラ。全4棟の一棟貸しで、BBQと焚き火を楽しめる。避暑地の夜は夏でも空気が冷たく、火のありがたさを子どもが体で理解できる。苔庭の緑と焚き火の橙は、写真で見るより実物のほうがずっといい。ペットと一緒に泊まれるので、犬も含めた家族全員で火を囲める。最大10名。
1,000坪の海辺で火を焚く: UMIBE IseShima(ウミベ伊勢志摩)

伊勢志摩国立公園の最南端、約1,000坪の敷地に2棟が建つオーシャンフロントの一棟貸し。太平洋を望みながら、焚き火と露天風呂を楽しめる。波の音と火の爆ぜる音が重なる夜は、子どもより先に大人が黙り込む。2棟合わせて最大22名まで泊まれるので、いとこ総出の夏休みや三世代の集まりにも向く。
火を知っている子になる
焚き火の夜の翌朝、灰の始末を一緒にやってほしい。火は消えたあとまでが火であること、それを知っているだけで、子どもの夏休みはひとつ大人になる。花火大会の人混みもいいけれど、今年は家族だけの小さな火を、貸切の庭で囲んでみてはどうだろう。