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ひとりで一棟を借りる|究極のソロ泊という趣味

· 泊まり火編集部

ひとり焼肉、ひとりカラオケときて、その最終形がこれだと思う。一棟貸しの宿を、ひとりで借りる。定員4名の家をひとりで使うのは、数字の上では贅沢が過ぎる。けれどソロ泊の価値は、広さではなく「調整の不在」にある。

暖炉の火のそばに開かれた本とマグカップ
Photo: Pavan Trikutam / CC0 (Wikimedia Commons)

夕食を何時にするか、誰にも聞かなくていい。照明をどこまで落とすか、音楽をかけるか無音でいくか、風呂を何回入るか。同行者がいれば数十回発生する小さな合意形成が、ゼロになる。その静けさは、ひとり暮らしの部屋とも違う。日常の家には家事と仕事の気配が染みついているが、旅先の一棟にはそれがない。純度の高い「自分だけの時間」が、チェックインからチェックアウトまで続く。

ハンモックで足を伸ばしてくつろぐ午後
Photo: Drew Coffman / CC0 (Wikimedia Commons)

ソロ泊の宿選びには、コツが3つある。①1人あたり料金の宿なら、ひとりでも会計が読みやすい ②無人チェックインなら、会話は最後までゼロにできる ③サウナや焚き火など「手を動かす装置」がひとつあると、長い夜が退屈しない。

岬のケイブに、ひとり: Villa Santorini(ヴィラ サントリーニ)高知

ヴィラ・サントリーニ(Villa Santorini)高知公式サイトよりヴィラ高知(土佐) · 高知県ヴィラ・サントリーニ(Villa Santorini)高知最大3名施設ページを見る →

土佐・宇佐の岬に建つエーゲ海様式のリゾート。青いドームと白壁、崖を掘ったケイブスタイルの客室から太平洋を望む。定員3名の部屋をひとりで使えば、白い洞窟と水平線がまるごと自分のものだ。異国めいた景色は、ひとり旅の非日常を一段深くしてくれる。

会話ゼロで渓谷にこもる: 渓谷グランピングテント 檜原村

KEIKOKU GLAMPING TENT公式サイトよりグランピング東京都 · 檜原村KEIKOKU GLAMPING TENT最大2名施設ページを見る →

東京・檜原村の渓谷沿いに建つ、独立したプライベートヴィラ2棟のグランピング。清流を望む薪焚きサウナや焚き火を備え、無人チェックインで気兼ねなく過ごせる。都心から2時間で、誰とも言葉を交わさない週末が手に入る。薪をくべる、火を眺める、川音を聞く。ソロの夜の「手仕事」が揃っている。

1人料金で泊まる温泉ドーム: 小樽花笑み

温泉グランピング 小樽はなえみ公式サイトよりグランピング北海道 · 小樽温泉グランピング 小樽はなえみ最大3名 · 13,000円〜 / 人施設ページを見る →

北海道・小樽、朝里川温泉にある1日3組限定の温泉グランピング。かまくらをイメージした冷暖房完備のドームに泊まり、夕食は北海道産ジンギスカンのBBQ。1人13,000円からという料金設定は、ソロ泊の心理的ハードルをぐっと下げてくれる。薪ストーブの貸切サウナと朝里川温泉で、ひとりの夜を温めて締める。

「もったいない」の反対語

一棟をひとりで借りると言うと、もったいないと返されがちだ。けれど、誰にも合わせない24時間が手に入るなら、それは空間の無駄遣いではなく、時間の最高効率かもしれない。年にいちどの自分への褒美に、究極のソロ泊を予約してみてほしい。

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