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買い出しから始まる旅|港町とヴィラの食卓

· 泊まり火編集部

旅の食事は、店を予約するか、宿の食事付きプランにするのが普通だ。けれど貸切ヴィラにキッチンがあるなら、もうひとつの選択肢がある。土地の市場で食材を選び、自分たちの手で食卓を作ること。

これを一度やると、旅の重心が変わる。チェックインまでの数時間が「移動」ではなく「仕入れ」になり、港町の魚屋で「今日は何がいいですか」と聞くことが観光になる。知らない魚を一匹買ってみる。捌き方はその場で教わるか、宿で調べながらやればいい。うまくいってもいかなくても、その晩の食卓には物語がある。

港町の朝は早い。買い出しを旅程に組むなら、初日ではなく2日目の朝がいい。前夜のうちに町の空気をつかんでおいて、朝の市場や直売所へ。氷と保冷バッグだけ忘れずに。

庭に設えた長い食卓
Photo: Sarah Stierch / CC BY 4.0 (Wikimedia Commons)

朝市の町のキッチン: THE VIBES villa(ザ バイブス ヴィラ)勝浦

THE VIBES VILLA(ザ・バイブス・ヴィラ)勝浦公式サイトよりヴィラ館山・南房総(千葉) · 千葉県THE VIBES VILLA(ザ・バイブス・ヴィラ)勝浦最大8名施設ページを見る →

「関東の沖縄」と称される勝浦・鵜原海岸に建つ1日1組限定の一棟貸し。キッチン付きのリビングを備え、海まで徒歩すぐ。勝浦といえば、日本三大朝市に数えられる勝浦朝市の町だ。朝の買い出しから戻ったら、白砂テラスのジェットバスと、目の前の海が水風呂になるサウナが待っている。仕入れと「ととのい」が同じ半日に収まる、稀有な立地だ。定員8名。

マグロの町の隠れ家: GIFT HOUSE(ギフトハウス)三浦・諸磯

GIFTHOUSE 三浦 諸磯公式サイトよりヴィラ三浦・城ヶ島(神奈川) · 神奈川県GIFTHOUSE 三浦 諸磯最大6名 · 139,000円〜 / 泊施設ページを見る →

三浦半島南西端、諸磯の入江に佇む1日1組限定の完全プライベートヴィラ。調理器具と家電一式が揃うダイニングキッチンを備える。三浦といえば三崎のマグロ。港の朝市や魚屋をめぐって仕入れた一本を、入江を眺めながら切る。富士山と夕日を望むロケーションで、BBQや焚火、SUPも楽しめる。都心から車で約90分、定員6名。

直売所の半島の海辺: CODE ROOMS(コードルームス)糸島

CODE ROOMS ITOSHIMA公式サイトよりヴィラ糸島(福岡) · 福岡県CODE ROOMS ITOSHIMA最大8名 · 69,000円〜 / 泊施設ページを見る →

糸島の海まで徒歩0分に建つ一棟貸しヴィラ。フルキッチンとテラスBBQ、海を眺めるバレルサウナと水風呂を備える。糸島半島は直売所が点在する食材の宝庫で、野菜も魚も卵も、走るほどに車の後部座席が埋まっていく。無料のレンタサイクルで海沿いの買い出しに出るのも、この宿らしい過ごし方だ。定員8名、約69,000円〜/泊(取得時点)。

食卓が旅の中心になる

外食の旅は、店を出た瞬間に食事が終わる。買い出しから始まる旅は、市場で魚を選んだ時間も、キッチンで格闘した時間も、ぜんぶが食事の一部になる。次の海辺の旅は、レストランの予約より先に、その町の市場が何曜日に開くかを調べてみてほしい。

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