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焚き火と酒の合わせ方|ウイスキー、燗、ホットワイン

· 泊まり火編集部

焚き火の夜の酒は、食事の酒とは選び方が違う。つまみは煙の香りで、肴は火の揺れ。グラスを口に運ぶ間隔もゆっくりになる。だから、少しずつ長く飲める酒がいい。

火が勢いよく立っているうちは、ウイスキーが合う。それもスモーキーなタイプなら、煙の香りと同じ方向を向いているから喧嘩しない。ロックの氷が爆ぜる音と、薪の爆ぜる音の二重奏。火が落ち着いて熾になったら、燗酒の出番だ。夏でも夜の外気は思ったより冷える。ぬる燗を小さな盃で重ねると、火の熱と酒の熱が身体の内外から揃う。そして誰かと囲む夜なら、鍋で作るホットワインがいい。オレンジとシナモンの香りが立つ頃には、会話も温まっている。

ひとつだけ約束を。火の係と酒は、深追いしないこと。焚き火の後始末は酔う前の仕事だ。最後の一杯は、火が燠になって、もう手がかからなくなってから。

木のテーブルに置かれた白い盃
Photo: Culture Japon / CC BY-SA 4.0 (Wikimedia Commons)

雨でも火を諦めない: THE BASE GLAMPING 熱海

THE BASE GLAMPING ATAMI PREMIER公式サイトよりヴィラ熱海・伊豆(静岡) · 静岡県THE BASE GLAMPING ATAMI PREMIER最大5名 · 303,000円〜 / 泊施設ページを見る →

熱海の自然に抱かれた全5棟のプライベートアウトドアホテル。全棟に源泉かけ流し温泉とプライベートバレルサウナ、そして全天候型の焚火スペースを備える。天気予報に「傘マーク」があっても焚き火の夜が成立するのは、酒の計画を立てる側としてありがたい。湯上がりの一杯から火のそばの一杯へ、夜の動線が完成している。

薪ストーブと北の夜: 山郷(さんごう)VILLA 小樽

山郷VILLA(小樽 春香町)公式サイトよりヴィラ小樽(北海道) · 北海道山郷VILLA(小樽 春香町)施設ページを見る →

小樽・春香町の自然豊かな「山郷」に建つ一棟貸しのヴィラ群。薪ストーブとピクチャーウインドウ、ウッドデッキの焚火やサウナを備える。外の焚き火と室内の薪ストーブ、火が二つある宿は夜の選択肢が広い。冷えてきたら窓の内側へ、火を眺めながらの一杯を続けられる。積丹の海の幸やウイスキーの蒸溜所で知られる土地柄も、酒好きの旅心をくすぐる。

星空の露天スパと熾の時間: AMARANCIA(アマランシア)淡路島

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淡路島最南端・阿万の自然に囲まれた全5棟のコテージ。木々の音を聴くサウナや星空の露天スパ、焚火を囲み、五感で自然を感じる一棟貸しの滞在ができる。火を小さく育てて、星が濃くなるのを待ちながら盃を重ねる。淡路は御食国と呼ばれた食の島で、地の肴と合わせる楽しみもある。

火のそばの一杯は、ゆっくり効く

焚き火の酒は、量ではなく時間で味わうものだ。火が薪から熾へ、熾から灰へと姿を変える2時間ほどの間に、杯は数えるほどしか進まない。それでいて、記憶にはいちばん残る。今夜の一本を決めてから薪に火を点ける、その順番だけで焚き火の夜は一段深くなる。

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